2008年4月15日火曜日

進化したサルは眼がいい

進化したサルは眼がいい

動物が生き延びるために必要なことは二つ。他の生物を食べることと、他の生物に食べられないことだ。動物の情報処理能力は生き延びるために発達した。

以下、NHKスペシャル「地球大進化」で得た知識。

真猿類は、眼球の「揺れ」を低減してシャープな視覚を得るための「眼窩後壁」を備えている。そして、網膜の上に視細胞が集まった領域「フォベア(中心窩)」を備えているのは真猿類だけ。つまり進化したサルほど眼がいい。

むしゃむしゃと物を食べているとき、眼窩後壁を持たないサルはアゴの動きにつられて眼球が揺れ、視界がぼやける。またフォベアを持たないサルは、シャープな視界を得ることはできない

一般的な哺乳類は色覚細胞を二色しか持たない。三色性の色覚を持つ哺乳類は昼行性の霊長類だけ。色覚は、世界の乾燥化が進む中で色が違う葉っぱを見分け、より多くの食料を得るための機能だった。

シャープな視覚、両眼を使う立体視、フルカラー映像と、より多くの視覚情報を処理する能力を霊長類は発達させた。

眼がいいことは、生き延びる上で有利だったからだ。


http://hoshi.air-nifty.com/diary/2005/01/index.html

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