2008年4月7日月曜日

ドリオピテクス

ラマピテクス

1932年、北インドのシワリク丘陸から4本の歯のついた頭蓋骨が発見された。発見された頭蓋骨の特徴として、犬歯が小さく、歯列弓が放射線形、エナメル質が厚いなどゴリラやチンパンジーとは異なり類人猿からヒトへとつながる初期人類と1965年に発表された。


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1965年に発表された時点では、骨盤が未発見、歯列弓が放射線形でない可能性、ヒトとチンパンジーが分岐したのは500万年前と考えられていた、ラマピテクスとシバピテクスがともに出土されるなどの問題点があった。

1981年にパキスタンのポトワからGSP1500が発見
そ の結果、上顎骨はラマピテクス、下顎骨はシバピテクス。前頭洞がない、左右の眼が近接しているとオラウータンの特徴と似ているため、ラマピテクス、シバ ピテクスは初期人類ではなくオラウータンの祖先だということが明らかになった。また分子系統学の発達によりヒトと類人猿、特にチンパンジーとの分岐年代は 600万年前と考えられるようになった。

現在の考え方は以下の通り

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前回、地球と人の歴史 Part 10 ~ドリオピテクス類~の記事はこちら

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